農作業中のマダニにご注意ください!
屋外でマダニに咬まれて放置すると重症化する恐れがあります
- 屋外に生息するマダニが、SFTSウイルス(重症熱性血小板減少症候群)を媒介することが明らかになっています(すべてのマダニがウイルスを媒介しているわけではありません)。
- SFTSウイルスに感染すると、6日~2週間の潜伏期間の後、発熱・消化器症状・頭痛・筋肉痛・神経症状・リンパ節腫脹・呼吸器症状・出血症状などが出現し、致死率は10%を超えています。
- 原因が特定されただけで感染が拡大しているわけではありませんが、春から秋にかけてマダニの活動は活発化します。
- 予防のための有効なワクチンはなく、治療は対症療法になります。
【どのように予防すればいいの?】
- マダニに咬まれないことが重要です!
- 農作業時は、長袖・長ズボン・足を完全に覆う靴を着用するなど、肌の露出を少なくしましょう! つつが虫病や日本紅斑熱などダニが媒介するほかの疾患予防にも有効です。
- 屋外での農作業後は、マダニに咬まれていないか確認しましょう!
【もしマダニに咬まれたら?】
- マダニ類は、長時間離れず(数日~10日間)吸血します。
- ムリに引き抜くとマダニの一部が皮膚内に残ってしまうことがあるので、できるだけ病院で処置してもらいましょう!
- マダニに咬まれた後、発熱などの症状があれば、病院で受診しましょう!
- 感染者の血液や体液、排泄物との接触を避けましょう!
くわしくは、厚生労働省HP
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/sfts.html
「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)について」をご覧ください。