家庭菜園
大阪府 泉州農と緑の総合事務所 刊/『初心者のための市民農園』から
その他の管理
野菜によっては、定植後、収穫までの生育期間中に風などで倒伏するものがあります。そのため、ナス、ピーマンなどは倒伏を防ぐために支柱を立ててやる必要があります。 支柱には、1本立て、交差立てなど色々な方法がありますが、いずれも地中深くさし込み、風による揺れや倒伏がないように気をつけましょう。 また、トマト、キュウリ、つる性のエンドウ、サヤインゲンなどは支柱を立て、ひもで結びつけて誘引する必要があります。誘引は30~40cm間隔くらいに行いましょう。 保温や防寒の方法としてビニールトンネルや白寒冷紗のトンネル、不織布などの「べたがけ」資材の活用も考えてみてください。防暑や遮光にはよしずまたは寒冷紗を張るのも良いことです。 除草と、夏の土壌の乾燥を防ぐためうねの上に黒ビニールで覆うことをマルチング(マルチ)といいます。マルチは土のはね返りを防ぎ、病気の予防にもなります。さらに、アブラムシの飛来を防ぐために、銀色のマルチを利用する場合もあります。これらの資材も工夫して活用したいものです。