家庭菜園
大阪府 泉州農と緑の総合事務所 刊/『初心者のための市民農園』から
中耕・土寄せ・追肥
水やりや降雨によってうねの土は流されたり、固くしまって空気や水の通りが悪くなります。また、雑草も生えてきます。そこで、土を軟らかくするため除草を兼ねてうねの表面をけずったり、軽く耕す中耕作業が必要になります。 また、うねとうねの問を軽く耕して軟らかくなった土を静かに株元によせてやる作業を土寄せといいます。ふつう中耕と土寄せは同時に行い、さらに追肥を施すようにすれば作業が効率よくできます。 なお、ネギ、エンドウ、ジャガイモ、エダマメ、サトイモなどの作物は株元に大きく土寄せをしてやる必要があります。これらの作物にとっては栽培のポイントになる作業なので、うね間の土を十分に寄せてやります。 追肥は作物が根付いて14日以上たってから、根から離して施し、土と混ぜておきます。2週間から1ヵ月効果が続きますが、あまり多く与えすぎないよう注意します。よく、作物の株近くに追肥をし、濃度障害を起こしている例を見かけます。十分に株元から離して施用しましょう。