報告(ほうこく)します。コールラビはアブラナ科(か)アブラナ属(ぞく)に属(ぞく)します。植物(しょくぶつ)の種(しゅ)としてはヤセイカンランになります。原産地(げんさんち)はヨーロッパ地中海(ちちゅうかい)沿岸(えんがん)で、人間(にんげん)が育(そだ)てる際(さい)に主(おも)に食(た)べる部分(ぶぶん)を、葉(は)にしたものがキャベツ、つぼみにしたものがブロッコリーやカリフラワー、茎(くき)にしたものがコールラビです。

元(もと)になったヤセイカンランを栽培(さいばい)化(か)することはギリシャやローマの古文書(こもんじょ)にも記載(きさい)されていることで、2000年(ねん)以上(いじょう)の歴史(れきし)をもっていますが、コールラビが確認(かくにん)できるのは15～17世紀(せいき)と意外(いがい)と遅(おそ)いのです。日本(にほん)には明治(めいじ)の初(はじ)めに伝(つた)わりました。しかし、現在(げんざい)でも普及(ふきゅう)しているとは言(い)いがたく、直売所(ちょくばいしょ)でたまに見(み)かける程度(ていど)なのが残念(ざんねん)です。

コールラビにとって最適(さいてき)な気温(きおん)は15℃から23℃と、涼(すず)しい気候(きこう)を好(この)む作物(さくもつ)です。大阪(おおさか)を含(ふく)む本州(ほんしゅう)のあまり雪(ゆき)の積(つ)もらない地域(ちいき)では、６月(がつ)から７月(がつ)が旬(しゅん)の春(はる)まきと11月(がつ)が旬(しゅん)の夏(なつ)まきで栽培(さいばい)できます。アブラナ科(か)で害虫(がいちゅう)が多(おお)いので防虫(ぼうちゅう)網(あみ)をかけることが望(のぞ)ましいです。以上(いじょう)です。