それいけ!食農探検隊

  • それいけ!食農探検隊
  • #008

今いまでも舞まうのかな?

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今いまでも舞まうのかな?

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    これより、食農探検隊会議しょくのうたんけんたいかいぎを開催かいさいする。今回こんかいの議題ぎだいは?

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    今回こんかいの議題ぎだいは「見みつけると舞まい上あがるほどうれしいから名付なづけられたとも言いわれるマイタケにはどんな栄養えいようがあるのですか」です。初はじめにマイタケの栄養えいよう、効能こうのうについてあぐりちゃんからの報告ほうこくです。

  • キャラクター

    報告ほうこくします。シイタケもそうであったようにキノコ類るいはビタミンDを多おおく含ふくみますが、マイタケには特とくに多おおく含ふくまれます。ビタミンDはカルシウムを体からだに保たもつ働はたらきをするので、丈夫じょうぶな骨ほねを作つくることに欠かかせません。したがって、骨粗鬆症こつそしょうしょうの予防よぼうにも欠かかせないことになります。

  • キャラクター

    どんな料理りょうりがおすすめかな?キノコ類るいが具ぐによく入はいっている茶ちゃわん蒸むしかな?

  • キャラクター

    シイタケやブナシメジが入はいることが多おおい茶ちゃわん蒸むしですが、マイタケは珍めずらしいのです。というのも、マイタケを生なまで具材ぐざいにすると蒸むしても卵たまごが固かたまらないからです。

  • キャラクター

    えっ!どうして?

  • キャラクター

    卵たまごには熱ねつを加くわえると固かたまるタンパク質しつがありますが、マイタケはそのタンパク質しつを分解ぶんかいする酵素こうそを持もっているのです。マイタケを別べつに30秒以上びょういじょう茹ゆでると酵素こうその働はたらきがなくなるので、それから茶ちゃわん蒸むしに加くわえると、マイタケのうま味みが楽たのしめます。逆ぎゃくに生なまで肉料理にくりょうりに使つかえば、この酵素こうそを利用りようして肉にくを軟やわらかくすることもできます。以上いじょうです。

  • キャラクター

    マイタケのうま味みたっぷりの味あじわいは調理ちょうり方法ほうほうにも色々いろいろな工夫くふうを生うんでいるんだね。次つぎの報告ほうこくは?

  • キャラクター

    続つづいて、マイタケの歴史れきしについていっとくんからの報告ほうこくです。

  • キャラクター

    報告ほうこくします。マイタケは日本にほんを含ふくむ温帯地域おんたいちいきに分布ぶんぷし、ブナ科かの木きに生はえるキノコです。ブナの多おおい東日本ひがしにほんでは古ふるくから高級こうきゅうなものとされていました。江戸時代えどじだいには豆腐とうふにマイタケを混まぜて蒸むした料理りょうりを紹介しょうかいする本ほんが書かかれ、東北地方とうほくちほうではマイタケが驚おどろくほどの高値たかねで藩はんに買かい取とられたこともあります。

  • キャラクター

    藩はんが高値たかねで買かい取とる?なぜ、そんなことが起おこったんだい?

  • キャラクター

    東北地方とうほくちほうの藩はんが江戸えどの幕府ばくふへマイタケを献上けんじょうしました。その美味おいしさが心こころに響ひびいたのか、幕府ばくふはもっと欲ほしいと言いってきました。そこで大名だいみょうは国許くにもとに「同おなじ重おもさの銀ぎんを与あたえる」とのお触ふれを出だして、マイタケを集あつめさせたと言いわれています。

  • キャラクター

    銀ぎんと同おなじなんて…。それだけ貴重きちょうだったわけね。現在げんざいではいつもお店みせに並ならんでいるのはなぜかしら?

  • キャラクター

    マイタケは環境かんきょうに敏感びんかんで、胞子ほうしが付ついていても周まわりを不用意ふよういに歩あるき回まわると生はえなくなります。現在げんざいでも天然物てんねんものが希少きしょうである理由りゆうです。栽培さいばいするにしてもシイタケのような原木栽培げんぼくさいばいは難むずかしいのです。現在げんざいは屋内おくないでの菌床栽培きんしょうさいばいが盛さかんに行おこなわれていて、手てごろな価格かかくでわたしたちが食たべることができます。以上いじょうです。

  • キャラクター

    キノコ類るいの栽培さいばいの研究けんきゅうは長ながい期間きかん行おこなわれてきただけあって、成果せいかには目めを見張みはるものがあるね。日本にほんではシイタケが定番ていばんだったわけだが、近年きんねんは本来ほんらい日本にほんには存在そんざいしないエリンギ、「香かおりマツタケ、味あじシメジ」とうたわれ栽培さいばいは不可能ふかのうとされていたホンシメジまで出でている。どこまで進すすむのか楽たのしみだね。

補足

  • キャラクター

    菌床栽培きんしょうさいばいの発展はってんによって現在げんざいではマイタケは1年中ねんじゅう出回でまわっていますが、本来ほんらいの旬しゅんは9月がつ~10月がつです。天然物てんねんものはなかなかお目めにかかれませんので、長年ながねん、山やまでキノコを採とってきた人ひともマイタケを「見みつけた」ではなく「当あたった」と言いうそうです。一度いちど生はえた木きには定期的ていきてきに生はえて貴重きちょうなので、その場所ばしょは家族かぞくにも秘密ひみつにする、言いわばお宝たから扱あつかいされていたそうです。