安田 昭広さん

安田 昭広さん

生産品目:
ブロッコリー・キャベツ・カリフラワー・ホウレンソウ・ミズナ・トマト・ナス等

ブロッコリーは、地中海沿岸の野生のキャベツを改良したもので頭頂部やわき芽につくつぼみと茎を食べる野菜です。イタリアで改良されヨーロッパ中に広まりました。日本へは明治時代に導入され、戦後から本格的に栽培されるようになりました。よく似た野菜であるカリフラワーはブロッコリーをさらに改良したもので、他に茎ブロッコリーなど形の違う品種も開発されています。

挑戦を続け安定経営を目指して

実家はコマツナなどの軟弱野菜を露地栽培する専業農家ですが、自分が作りたい作物の勉強をするため、兵庫県の農家で修業を積みました。堺に戻り実家から独立した経営を開始するために、農地を借り新規就農という形で始めました。今では露地の畑が5反、ビニールハウスが1反あり、自分一人で栽培管理、出荷まで行っています。キャベツやブロッコリーは主に堺市内学校給食や直売所、生協等に出荷しています。就農当初は病害虫の被害にあったり、何とか収穫できても売り先が少なく売り上げにつながらないなど、失敗も多くありましたが、同世代の仲間と情報交換をし、失敗も少なくなりました。露地栽培は天候に左右され大変なことも多いので、今後はビニールハウスを増やし安定経営を目指したいです。

収穫風景
ブロッコリー

【消費者の皆さんへメッセージ】
ブロッコリーは、11月くらいから出回りますが、冬の寒さにあたった1月以降が特に甘味が増しておいしいです。皆さんに新鮮なものを食べてほしいので、寒い中での収穫は大変ですががんばっています。春先にはわき芽から出た小さい一口サイズのつぼみがたくさん採れ、調理がしやすいと直売所を中心に人気があるので、ぜひ一度食べてみてください。

【今後挑戦したいこと】
今後、安定的に出荷量を増やしていくためにビニールハウスの面積を増やして、高品質で安全・安心な野菜を作りたいです。また堺市内学校給食用の出荷量や出荷品目を増やし、地元の子どもたちに新鮮で安全・安心な地場産野菜をたくさん食べてほしいです。

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農産物直売所「またきて菜」