西川 和樹さん

西川 和樹さん

生産品目:
パプリカ・ナス・キャベツ・ブロッコリー・カリフラワー等

パプリカは、ナス科の果菜類で植物学的にはトウガラシ属トウガラシの栽培品種の一つです。果実の色は、未熟果では緑色をしていますが、完熟すると品種によって赤やオレンジ、黄、紫、白、茶、黒などカラフルな色になり、ニュージーランドや韓国からの輸入だけでなく、国内でも栽培が行われています。

食べておいしい野菜を作りたい

家族でハウスを約3反と露地の畑を約4反管理しています。就農当初は、父のもとで4~5年ナスやトマトの栽培を学びました。その後独立し、ハウスと露地の畑約5反を一人で管理しています。堺市内でもパプリカを栽培している農家は数軒と少なかったので、パプリカ栽培に転向しました。食べておいしい野菜を作りたいので、肥料はアミノ酸を含んだ有機質肥料にこだわっています。また、パプリカは直射日光が当たると日焼けし色づきが悪くなり出荷できないので、遮光をしたり葉や脇芽を落として風通しをよくしたりと手入れが欠かせません。出荷先はハーベストの丘農産物直売所「またきて菜」やコスモス館など直売所が中心ですが、国産のパプリカを使いたいレストランからの注文を受け卸しています。直売所では赤色と黄色の2色をセットで袋詰めにしたところ、売れ行きも良くお客さんからも喜ばれています。

【消費者の皆さんへメッセージ】
堺市でパプリカを栽培している農家は少ないですが、地場産のパプリカのおいしさを味わってください。ピーマンより肉厚でジューシーなパプリカは、赤色と黄色でも味わいが違うのでサラダの彩りに添えるだけでなく、パプリカそのものを味わってほしいです。パプリカの肉詰めはパプリカの甘みが感じられ、色合いもきれいなのでオススメです。スーパーでは国産のパプリカをあまり見かけませんが、直売所などで堺産のパプリカを見かけたときは、ぜひ手に取ってください。

【今後挑戦したいこと】
地域の子どもたちに、堺の農業をもっと知ってもらい地場産の安全・安心な野菜を食べてもらうため、4Hクラブのメンバーと学校給食へ出荷する野菜の栽培品目を増やしたいです。そのためにも農地を増やし規模拡大を目指しています。現在は家族経営をしていますが、両親が引退するまでにはパートや従業員の雇用もしていきたいと思っています。

「またきて菜」で
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農産物直売所「またきて菜」