芝尾 健さん(写真右)・和樹さん(写真左)

芝尾 健さん(写真右)・和樹さん(写真左)

生産品目:
ネギ、トマト、ミニトマト、キュウリ、タマネギ、ジャガイモ、シュンギク、ホウレンソウ、ミズナ、コマツナ、ダイコン、水稲

ネギは中国西部・中央アジアを原産とし、日本へは奈良時代に渡来してきたといわれています。古くから薬用野菜として利用されており、血行促進、疲労回復、殺菌作用などさまざまな効果があるといわれています。関東では白ネギ(長ネギ、根深ネギ)が、関西では青ネギ(葉ネギ)が主流ですが、現在ではどちらのネギも地域を超えて流通しています。

新しい考えを取り入れて

堺市の中でも都市部に近い北区金岡町でハウス50aと畑50a、水稲1haに加え、体験農園を15a営んでいます。直売をメインにスーパーや市場への出荷もしており、ネギだけでなく多品目栽培をしています。味にこだわって栽培しており、知る人ぞ知る“芝尾さんちのトマト”を中心に、畑の前の直売所に近隣住民の方が買いに来てくれています。
4年前から長男の和樹が就農し、一緒に作業しながら農業技術を伝えています。親に頼れる間に、若手農家の集まりである4Hクラブを通じて他業種の人とのつながりを作り、いろいろな活動を通じて自由に勉強をして、自分たちの世代にはない新しい考えを取り入れていってほしいです。今年の春からは次男も就農予定なので、切磋琢磨しながら家族で楽しく農業をしていきたいです。

収穫風景
圃場

【消費者の皆さんへメッセージ】
父の代から作り続けているネギは、堺市の品評会で何度か受賞もしている自信のある作物で、トマトと併せて中心的な品目です。栽培技術を子どもたちに受け継いでいって、たくさんの人に味わってほしいです。また、堺市という都市部でも楽しく農業をしており、今後は畑のそばで新鮮な野菜を食べたり農業体験ができるような場所を作ろうと思っているので、一緒に農業を楽しんでほしいと考えています。

【今後挑戦したいこと】
農業は人が生きるのに必要な食を作り出す仕事です。競争をして勝ち負けを競うよりも、共存しながらみんなが残っていかないといけないと思っています。地域として農業を残していくためにみんなで協力をしながら、設立した農事組合法人で農と食を生かした総合的な事業を展開していき、農業について全国に発信していけるような取り組みをしていきたいです。

「またきて菜」で
お買い求めいただけます!

農産物直売所「またきて菜」