- 生産品目:
- ハクサイ・米・イチゴ・シイタケ・キャベツ・サツマイモ・トマト・キュウリ・ナス等
ハクサイはアブラナ科の野菜で、中国北東部が原産といわれ、日本では明治時代に本格的に導入されました。現在では日本の生産量はダイコン、キャベツに次いで3番目に多い野菜となり、鍋料理や漬物など家庭料理に欠かせない冬野菜の代表格です。大きな産地として冬は茨城県や兵庫県、夏は長野県や北海道で生産量が多いです。
収穫の楽しさを味わってほしい
堺市南部の鉢ヶ峯地区を中心に水稲10ha、畑3haで米や野菜類を栽培しており、地元の直売所「コスモス館」で販売と、収穫体験をしています。コスモス館に来るお客さんには自ら収穫したイチゴやミニトマトの量り売りもしています。幼稚園や保育園などの団体向けにサツマイモ掘りや冬野菜の収穫体験もしており、ハクサイは自分で大きな株を引き抜いて、そのまま持ち帰ってもらいます。大きな袋に入れて背負って持ち帰る姿はサンタクロースのようで、ほほえましく思っています。
堺市南部にある鉢ヶ峯地区は農地が広がる農村地帯で、近年担い手が減少しており、遊休地を増やさないために中間管理機構を通じて管理する農地を増やしてきました。少ない人数でも農地を維持できるように水稲中心に機械化を進め、効率よく作業をするようにしていますが、野菜の収穫作業など、どうしても人手に頼らないといけない作業も多く、消費者が自ら収穫したものを持って帰る体験農園では栽培管理に注力することができ、来てくれた人の笑顔が見られるのもやりがいにつながっています。
【消費者の皆さんへメッセージ】
大阪・堺市南部のニュータウン近くにある自然豊かな地域で農業を体験できるので、ぜひたくさんの人に遊びに来てほしいです。冬から春にかけてはハーベストの丘農業公園を通じてイチゴ狩り農園も営業しています。一年を通じて何かの収穫体験ができるように作付けしているので、季節ごとの味覚を味わってみてください。また、味が自慢の“上神谷米”も販売しているので、ぜひ一度食べてほしいです。
【今後挑戦したいこと】
農地の維持・管理が大変ですが、援農ボランティアの協力も得ながら地域の農地を守っていきたいです。収穫体験や直売所はおいしい果物があると人気が出るので、今後は果樹の栽培にも挑戦してみたいと思っています。地域の農業をPRして、リピーターを増やし、たくさんの人に地域農業を応援してほしいです。