- 生産品目:
- ニンジン・タマネギ・ダイコン
ニンジンは、江戸時代に中国から日本に伝わり、短い期間で全国に広まりました。大きく分けて細長い東洋種と太くて短い西洋種があります。江戸時代は東洋種が主流でしたが、江戸時代後半に西洋種が伝わり、東洋種は栽培の難しさから生産が減少し、現在栽培されている品種のほとんどが西洋種となっています。
地場産のニンジンを地域に届けたい
約7反5畝の畑を管理し、ニンジンやタマネギ、ダイコンを栽培しています。ニンジンとタマネギは主に堺市内の学校給食用に出荷し、学校給食以外とダイコンについては、「またきて菜」や家族で経営している直売所へ出荷・販売しています。ほ場が約百年前まで海だったこともあり、土壌が砂地で水はけが良く病気にかかりにくいです。また、肥料に鶏フンを施用するなど土作りにこだわっています。雑草の手入れやキアゲハ・ネコ・イタチ・カラスなどの害虫駆除・鳥獣対策など大変なことも多いですが、学校給食用を安定的に供給できるよう、また地域の方々に地場産を届けたい気持ちで日々取り組んでいます。
【消費者の皆さんへメッセージ】
現在、「またきて菜」などに出荷しているのは、ニンジン特有の臭みが少なく食べやすい「アロマレッド」やβカロテンの含有量が多い「オランジェ」という品種です。どの品種も甘くておいしいので、新鮮な地場産のニンジンをぜひお召し上がりください。
【今後挑戦したいこと】
収獲時期は妻も手伝ってくれ夫婦で頑張っていますが、人手が不足しているので定植機の導入など機械化を進めていきたいです。堺市は、大規模に作付けしているニンジン農家がほとんどいないので、機械化により規模を拡大していけたらなと思っています。また、色々な品種を試して畑に一番合う品種を見つけ、今まで以上においしいニンジンを皆さまにお届けしたいです。