
- 生産品目:
- ミズナ
京都や大阪など近畿地方を中心に古くから親しまれている野菜です。現在では全国でも認知度が高く、主な品種として、葉の切れ込みが深く葉柄が細い関西系と、葉の切れ込みが比較的浅く葉柄ががっしりと太い関東系があります。また、京都原産の野菜であることから別名「京菜」と呼ばれています。
おいしいですね、の声が励みになる
実家は水稲の兼業農家で、幼少期は田んぼに行くことが好きで、よく父や祖父の手伝いをしていました。農業大学校で2年間、土づくりや肥料等について学び、卒業後、27歳の時に就農しました。軟弱野菜を栽培したいという思いからハウスを建て、田んぼを畑にするために土壌改良を行いました。現在はビニールハウスを15棟、2反半の広さを管理しています。手入れや収穫は私自身で行い、袋詰めなどは母が手伝ってくれています。栽培したミズナは、JA堺市大阪エコ農産物出荷部会を通じてスーパーに出荷しています。私が栽培している早生水天という品種のミズナは、夏場は30日、冬場は60日程で収穫できます。種をまいてから収穫までのサイクルが短いので、成長の度合いを見ながら種まきと収穫を行い、継続して出荷できるように心がけています。また、ミズナは1年を通して需要のある野菜ですが、旬は冬の野菜なので、夏場の栽培は温度管理や水やりなどが難しいです。直射日光を避けるために遮光をしたり、ハウス内の温度を下げるなどさまざまな工夫をしています。また、水をやりすぎると株が腐ったり、水をやらないとやけて枯れてしまいます。ハウス内や作物の状態をよく観察できるように、日々丁寧な手入れを行いきれいなほ場にしています。


【消費者の皆さんへメッセージ】
ミズナは、シャキッとしており瑞々しいものがおすすめです。堺の地元で栽培している地場産野菜は鮮度も良く、味もおいしいので、ぜひ手に取って食べてみてください。夏場はサラダ、冬場はお鍋の具材としてもおいしいですし、浅漬けにしてもおいしいので試してみてください。
【今後挑戦したいこと】
新鮮で質の良い地場産のミズナを、消費者の皆さまに絶えずお届けできるよう、今の栽培のサイクルを守り頑張っていきたいです。