東口 美喜雄さん

東口 美喜雄さん

生産品目:
ナス、トマト、キュウリ、水稲

インド原産の淡色野菜で、世界中で栽培されており、煮る、焼く、揚げる、漬けるなどさまざまな料理に使用される万能野菜。現在の主流は黒紫色で長卵形のナスですが、大阪泉州の水なすや京都の賀茂なすのように、各地の気候風土に根ざした在来品種が数多く残っています。漬物に向くもの、焼き物に向くものなど、特徴を生かした郷土料理が地域に受け継がれています。

みんながつくっていないおいしい野菜をつくりたい

会社員を経て47歳の時に就農し、現在は妻と2人で畑2反半、水稲3反程を管理しています。露地栽培をしており、ナスやトマト、キュウリのほか、ダイコン、キャベツ、カリフラワー、ハンサムレタス等を季節に応じて栽培しています。栽培したナスは、大阪市で兄弟が経営する飲食店に卸したり、20年近く続けている軽トラック市での直売やJA堺市東百舌鳥支所の朝市等に出荷しています。野菜の食べ方などを顧客と直接情報交換できるのは直売の魅力だと感じています。ナスは1日1回収穫作業をしており、日ごろからこまめな手入れをしています。大きくしたいナスを見極め、その枝についた実に栄養が行き届くよう丁寧に整枝と脇芽掻きを行います。また、老化葉や重なり合った葉を切り落とし、日当たりや風通しがよくなるようにしています。切り落とした枝や葉、脇芽等は地面に落とさず、すぐに処分します。日々丁寧に手入れを行いきれいなほ場にすることで、作物が病気になりにくいです。

【消費者の皆さんへメッセージ】
消費者の皆さんに安心して口にしていただきたいので農薬は極力少なく栽培しています。近隣の住民や子どもが「おいしかったよ、東口さんのナスはいつでるの?」と声を掛けてくれることがとても嬉しいです。現在栽培している「あのみのり」というナスは、収量は少ないですがひとつひとつが重く、実は柔らかいので本当においしいです。ナスを縦にスライスし、フライにして食べるとナスのジューシーさが感じられるので、ぜひ食べてみてほしいです。

【今後挑戦したいこと】
栽培する品種は、種苗会社に出向き、カタログやお店の方に「みんなが作っていないおいしい品種はないか?」と相談して選んでいます。そういった品種は情報が少なく栽培するのは大変ですが、とても面白いです。以前は、アイスプラントという野菜を栽培し、兄弟が経営するお店に卸し、好評でした。これからも元気に過ごして、楽しみに待っていてくれる消費者のために頑張っておいしいと言ってもらえる野菜を栽培したいです。

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