- 生産品目:
- サツマイモ・ミカン・水稲・栗
サツマイモは、中央アメリカ原産で、日本では江戸時代に薩摩地方(鹿児島県)から全国に伝わったため、「さつまいも」と呼ばれるようになりました。また、「甘藷(かんしょ)」や、英語では「スイートポテト(甘いイモ)」とも呼ばれる甘味が特徴のイモです。ヒルガオ科の根菜類で、やせた土地でもよく育つので、飢饉の際に多くの人々を救いました。また、食用だけでなく、デンプンや焼酎の原料としても栽培されています。
子どもたちの楽しい思い出になるように
サツマイモ掘りとミカンのオーナー農園という観光農業を中心に、水稲や栗などの栽培もしています。サツマイモ掘りは堺市内や南大阪の幼稚園や保育園の園児などに人気があり、農園では子どもたちの楽しんでいるにぎやかな声が聞こえます。栽培するサツマイモは農園でほぼ収穫をするので、わずかに残ったサツマイモを農園の前の直売所で販売しています。
ミカン山では入場料を取って食べ放題のミカン狩り農園を経営していましたが、現在は木1本分のミカンを丸ごと買い取り収穫を楽しんでもらうオーナー農園に転向しています。サツマイモもミカンも収穫が大変なので、観光農園でお客さんに収穫してもらうことで、省力化はもちろんのこと、市民の方に農業の楽しさを感じてもらえていると思います。
【消費者の皆さんへメッセージ】
最近の子どもはあまり外で遊ばなくなり、土と触れ合う体験が少ないと感じています。イモ掘りに来る子どもたちは畑の土に触れるとイモ掘りそっちのけで遊んでしまうくらい楽しんでいます。自然と触れ合い、自分で収穫した農作物を食べるという普段の生活ではできない体験は、子どもたちにとって忘れられない思い出になると思います。大阪・堺市という都市の中に残る、のどかな自然に、ぜひ遊びに来てほしいです。
【今後挑戦したいこと】
最近、農園の前で直売所を作りました。クリやカボチャを販売しており、イモ掘りやミカンオーナーの方に喜んでもらっています。これからもおいしいサツマイモやミカンを作って、遊びに来てくれるお客さんに喜んでもらいたいです。たくさんの子どもたちの笑顔が見られることを楽しみにがんばります。