家庭菜園
聖護院ダイコン
根菜類・アブラナ科 聖護院ダイコン
特性
聖護院(しょうごいん)ダイコンは、尾張地方のダイコンが京都の聖護院地域に伝えられ、大形の丸ダイコンになったといわれています。生育適温は17~20℃で、冷涼な気候を好みます。ただし、生育初期は0~35℃まで耐えられます。根が太りだしたら、肥切れや乾燥をさせないように注意しましょう。
また、連作すると土壌障害が発生しやすくなるので、輪作を心がけます。
作型
普通栽培
畑の準備
日当たりと水はけの良い畑を選び、種まきの1ヵ月前に苦土石灰を施し、30~35㎝の深さに耕しておく。種まきの2週間前には、元肥を全層に施し、土をよく砕き、畝をたてる。
種まき
株間25㎝、1ヵ所に4~5粒ずつまき、1㎝ほど覆土して十分に水をやる。暑さと乾燥を防ぐために敷きわらをし、発芽したら早めに取り除く。
間引き
間引きが遅れると、良いダイコンができない。発芽したら3回にわけて間引き、1本立ちにする。
追肥・土寄せ
2回めと3回めの間引き後、条間に追肥し、土寄せする。葉を傷めたり、葉のつけ根に土が入り込んだりしないように注意する。
病害虫防除
連作すると、根が軟化して腐敗する(軟腐病)が発生しやすくなる。モザイク病(葉が濃淡になる)はアブラムシによって媒介されるので、殺虫剤などで駆除につとめる。ヨウトウムシ、アオムシなどもアブラムシ同様に早めに駆除する。
収穫
十分に肥大したものから収穫する。収穫時、ダイコンに亀裂が入っていることがあるが、これはダイコンが充実しているために起こる現象なので、問題ない