家庭菜園
ピーマン
果菜類・ナス科 ピーマン
品種
大型果ではワンダーベル、ゴールデンベル、ソニアなど、赤、黄、緑と色の変化が楽しめます。中型果では京みどり、あきのなど。
小型果では作型を選ばない翠光など、シシトウが便利。長形果では辛みのない伏見甘長、赤くなったら辛みが出てくる日光とうがらしなどがあります。
特性
ピーマンはトウガラシの一種で、熱帯アメリカ原産です。コロンブスのアメリカ大陸到達後、スペインから中部ヨーロッパに広がったトウガラシは、辛トウガラシと甘トウガラシとに区別され、甘トウガラシの大果種は、ピーマンと呼ぶようになりました。
成育適温は25~30℃。ナス科のなかでも高温性なので、植え付けを急がず、地温が上昇する5月上から中旬に植え付けます。
作型
普通栽培
苗作り
畑の準備
日当たりと水はけの良い畑を選ぶ。あらかじめ、堆肥と苦土石灰をすき込んでおいた畑に、植えつけの約10日前に元肥を施し、畝を作る。
植え付け
植え付けの前日に、苗にたっぷりと水をやっておく。こうすると、植え付けの時根鉢の崩れが防げる。5月上から中旬、地温が上がってから植えつける。根鉢の表面が見える程度の浅植えにし、たっぷり水を与える。根を落ち着かせてから支柱に誘引する。
追肥・敷きわら
植え付け後、活着したら1回めの追肥をし、以後20日ごとに化成肥料を追肥する。ピーマンの根は細く浅いため、畝が乾くと成育が悪くなる。乾燥を防ぐため、梅雨明け後、敷きわらをする。ポリマルチをしない場合、梅雨入り前に敷きわらをしておく。
摘心・整枝
わき芽は全部伸ばさず、一番花のすぐ下から出る勢いの良いわき芽を1本残し、それから下のわき芽をすべてかき取る。
誘引
ピーマンは枝が細く、伸びてくると横に広がるので、できるだけ枝を立てるように誘因する。込み合う枝葉は間引き、株全体の日当たりを良くする。
病害虫防除
疫病や灰色カビ病、アブラムシなどが発生したら、早めに防除する。
収穫
開花後15~18日で収穫できる。