家庭菜園

カボチャ

カボチャ

果菜類・ウリ科 カボチャ

品種

クリカボチャでは、えびす、メルヘン、ほかに育てやすいのは、親ヅルだけで側枝がほとんど出ないつるなしやっこ、短節間では利休など。在来種では小菊ちりめん、打木早生赤栗、近成芳香など。
変わったものでは、ズッキーニ、テーブルクイン、バターナッツなど。

特性

原産地はアメリカで、西洋カボチャ、日本カボチャ、ポンキン(ペポカボチャ)の3種類に大別されます。
原産地との関係で、日本カボチャはやや高温多湿を好み、西洋かぼちゃとポンキンは温暖で乾燥した場所を好みます。
果菜類のなかではもっとも頑丈で、吸肥力が強く、やせ地でも育ちます。ただし、霜には弱いので、露地の畑で作るときは、霜が降りなくなってからにしましょう。
1年生のツル性ですが、ズッキーニなどはツルにならないので、大型のプランターでも育てることができます。

作型

じかまき

じかまき

移植栽培

移植栽培

苗作り

畑の準備・植えつけ

本葉3 、4 枚ころに植えつける。カボチャは吸肥力が強いので、元肥は控えめに施す。植えつけは霜の心配がなくなったころにする。

摘心

西洋カボチャ

西洋カボチャは親ヅルによく実が着くので、よく育った子ヅル 1 本を反対側に伸ばし、ほかの子ヅルは摘み取る。

日本カボチャ

日本カボチャは、親ヅルは5 、6 節で摘心してよく育った子ヅル4 本を残す。

人口交配

人工授粉は朝9時ころまでに、雄花の花粉を雌花の柱頭にまんべんなくつけておく。
ズッキーニは放っておいてもよく実がなる。

追肥・敷きわら

葉が茂りすぎていたら、追肥は控えめにするか、果実がこぶし大になるまでやらないようにする。追肥は 1 回当たり化成肥料40g/㎡。ツルが伸びるにしたがって、敷きわらを広げるように敷く。

玉直し・収穫

着果してから半月ほどして、果実が大きくなったら、花の着いていたほうを下にして置き直す。
開花後、日本カボチャは30~35日くらいで収穫できるが、完熟するには45~50日くらいかかる。西洋カボチャは完熟させて収穫。

栽培ミニ知識

じかまきと短日処理

カボチャはじかまきでも栽培できます。
種まきの2週間前に畑の準備をします( 苗植えのときと同様に )。
畝幅は2~2.5mにとり、1m間隔で3~4粒ずつまきます。上から1cm厚さに土をかけます 。芽が出て、本葉が2~3枚ころ1本を残して間引きます。
カボチャは日の当たる時間を8~10時間に制限すると 、雌花が早く着く性質があります。じかまき栽培は暖かくなってからしかまけないため、どうしても日の当たる時間が長くなります。その分雌花の着きが遅くなりますが、本葉が1枚出たころ、日の当たる時間が8~10時間になるように、底穴をふさいだ植木鉢で覆っておくと、雌花を早く着けることができます。

栽培ミニ知識