家庭菜園
ホウレンソウ
葉菜類・アカザ科 ホウレンソウ
品種
東洋種と西洋種、その雑種に分かれ、秋まきでは主に東洋種と雑種が利用されています。
次郎丸、豊葉、若草、新日本などが代表的です。
春まきでは、西洋種と雑種が利用され、ビロフレイ、ノーベル、キング・オブ・デンマーク、パルクなどがあります。
作型を選ばないオーライ、ミストラル、アクティブなどの品種もおすすめです。
特性
西南アジアが原産地の1年生野菜です。雌株と雄株があり、雌株の方がよく育つといわれてます。
生育適温は15~20℃で、10℃くらいの低温でもよく育ちます。種をまいてから15~30日の間に花芽ができます。日長に敏感なので、その後日が長くなると花芽が発達し、とう立ちします。とう立ちは、日本種よりも西洋種の方が遅くなります。
土質は選びませんが、水分が適当にある砂地だとよく生育します。土の酸度はpH6~7の範囲が最適で、pH5.5以下では生育不良になるので、普通の畑では石灰を施します。
作型
秋まき
春まき
畑の準備
種まき
鍬幅に、浅くまき溝をつける。
種まき前に十分に水をやる。
2~3㎝間隔にばらまきする。
間引き・追肥
株間と生育状態
収穫
栽培ミニ知識
ネーキッド種子って?
ネーキッドとは「裸の」「むきだしの」という意味があります。
ホウレンソウの種は、完熟後3ヵ月くらい休眠期があります。そのため、初夏まきで、新しい種を使うと発芽が思うように進まないことがあります。
この対策として、種を水につけて、芽出しまきをします。種皮に含まれる休眠物質は水に溶けやすい性質があるため、水につけることの成分が水に溶けだすということです。水を2~3回取り替えると、さらに発芽しやすくなります。
ネーキッド種子とは、つまり、「裸の」種子。休眠物質を含む種皮を取り去ったもので、子葉の痛み防止に保護処理がされています。種をまいてから2日くらいで発芽し、生長速度も早く、収穫も増えます。