家庭菜園
ハクサイ
葉菜類・アブラナ科 ハクサイ
品種
ウイルス病、根コブ病に強い新黄、郷風などの一代雑種があります。60日タイプの早生種から90~120日タイプの晩生種まであり、 生育期間を確かめましょう。ほかに芝罘(ちいふ)、京都白菜、松島白菜、野崎白菜、花心白菜など、在来種も出ています。青海、 サラダなどの極早生でサラダ用もあります。
特性
約1000年前、中国北部でカブとツケナが交雑されて生まれたといわれています。結球性と半結球性とに大きく分けられますが、結球性でも包被型、包合型など、種類はさまざまです。
生育適温は18~20℃ですが、結球適温はやや低く、13~14℃とされています。ただし、結球するための最低適温は4~5℃で、これ以上の温度なら、冬の間でも徐々に結球します。
高温には比較的弱く、22~23℃以上になると生育が鈍り、結球もしにくくなります。12℃以下の温度で花芽ができるので、低温に合うまでに、結球に必要な葉数を確保するようにします。
作型
移植栽培
じかまき栽培
苗作り
畑の準備
植え付け
追肥・土寄せ
追肥後、中耕し、除草して土寄せしておく。植え付け半月後に1回め、結球し始める前に2回めの追肥をする。葉は傷めないように注意する。
病害虫防除
アオムシ、コナガ、アブラムシなどは早期防除をしておく。
霜よけ
球が完成すると耐寒力が弱まる。露が強くなると球が傷むので、外葉を寄せて先をくくっておく。
収穫
球の頭を軽く押さえ、硬く締まった感じのものから収穫する。
栽培ミニ知識
じかまきにする
じかまきでも作ることができます。
畝作り | 苗作りのときと同じ |
種まき | 一般には8月中から下旬に、80㎝程度の畝なら1条、120㎝の畝なら2条に、株間50㎝をあけて種をまきます。種をまく場所に、ジュースのビンの底などで、深さ1㎝のへこみを作り、そこへ5~6粒間隔をあけてまきます。覆土は種が隠れる程度にし、にわか雨などで種が流されないように切りわらで覆っておきます。 |
間引き | 本葉が出はじめたころ1ヵ所3株に間引き、その後間引きを繰り返して本葉5~6枚で1ヵ所1株にします。 そのほかの管理は移植栽培と同じです。 |