家庭菜園
カリフラワー・ブロッコリー
果菜類・アブラナ科 カリフラワー・ブロッコリー
品種
ブロッコリーは、頂花蕾(ちょうからい)を収穫するマーシャル、雷鳴が主流ですが、家庭用には側枝のつぼみも収穫するグリーンベール、シャスター、緑苗などもおすすめ。
カリフラワーは、野崎早生、スノーキングなどの早生種、ブライダル、スノーマーチなどの晩生種、紫色のバイオレットクインなどがあります。
特性
原産地はヨーロッパ。日本では一般に、白色の花蕾のものをカリフラワー、緑色の花蕾をブロッコリーと呼んでいます。
じつはどちらもキャベツの仲間。花芽ができるのは、早生種では22℃以下、中生種17℃以下、晩生種では2~3℃。頂部にできた花蕾だけを収穫する頂花蕾専用種と、頂花蕾と側花蕾を収穫できる品種があります。
カリフラワーはキャベツの仲間では暑さ、寒さに弱いほうです。花芽は17℃以下の日が30~40日必要で、花芽ができた後、高温になると、花蕾の表面が粗くなって、品質が落ちてしまいます。
作型
露地栽培
苗作り
用土は培土に、たい肥や腐葉土を混ぜ、苦土石灰を施したもの、ポリとろ箱に5~6cm間隔に浅く溝を切る。種は3~4cm間隔にまいて、薄く土をかけておく。
畑の準備・植えつけ
本葉5 、6 枚のころ、根鉢を崩さないように浅植えする。
植えつけ後は水をたっぶりとかける。
追肥・土寄せ
植えつけ1週間後に1 回め、その20日後に2回めの追肥と土寄せをする。側花蕾も収穫するときは、頂花蕾収穫後にさらに追肥をする。
収穫
カリフラワー
植えつけ半月後に1回、その後20日くらいで2回めの追肥をする。晩生種はさらに20日 後に3回めを施す。花蕾が見えてきたら、外葉で包んで保護する。
施肥量などはブロッコリーと同じ。
栽培ミニ知識
頂花蕾の2花採り
大きな項花蕾を1株に1個収穫する代わりに、手ごろな大きさの項花蕾が2個収穫できます。
ポイントは摘心の時期。苗作りのとき、本葉4枚で摘心をしてわき芽を出させます。2~3本のわき芽が出てくるので(摘心が早すぎると1本しか出なくなるので注意!)、生育のよいわき芽を2本残して育てます。
植えつけはわき芽に2枚くらい葉が出たころにします。
1回めの追肥は多少多めに、畝も乾燥させないように注意します 。頂花蕾を収穫した後に追肥をしておくと 、側花蕾も収穫できます。