タマネギ
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辛味成分で血液サラサラ!
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タマネギはヒガンバナ科の野菜で、中央アジアが原産といわれ、紀元前古代メソポタミア時代や古代エジプトですでに栽培されていた現存する最古の栽培植物といわれています。家庭料理に欠かせない存在ですが、日本に導入されたのは明治時代と、比較的新しい野菜です。大きな産地としては北海道や佐賀県があり、兵庫県淡路島や大阪府泉州地域も産地として有名です。
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食卓に欠かせない万能野菜!
一年中、店頭に並び手に入る野菜ですが、大阪での収穫時期は春から初夏にかけてです。4月から採れ「新タマネギ」と呼ばれる極早生品種はみずみずしく、辛みが少ないので生食に向いています。他に収穫後に乾かして貯蔵用にする晩生品種、サラダ向きの赤タマネギなどがあります。一年中手に入りやすく、いろいろな調理法ができ、食卓に欠かせない万能野菜です。
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辛味成分で血液サラサラ!
辛味成分の元である硫化アリルが含まれており、包丁で切ると涙が出たり、生で食べると辛味を感じます。この硫化アリルは血液をサラサラにする効果があるといわれていますが、熱に弱く、水に溶けやすい性質です。硫化アリルは加熱すると糖と反応して甘み成分になります。ポリフェノールの一種であるケルセチンは、強い抗酸化作用を持っているため、肌の老化防止効果や風邪の予防効果も期待できます。
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