シュンギク
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栄養豊富な緑黄色野菜!
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シュンギクは、地中海沿岸が原産。日本には室町時代に渡来し江戸時代に栽培が始まり、古くから日本人に親しまれている野菜です。キク科の野菜で、春に黄色の花を咲かせるので春菊(しゅんぎく)と名付けられました。関西ではキクナの呼び名のほうが親しまれており、大阪府が出荷量日本一を誇ります。関西では軸が立たずに株が張る株張り種、関東では葉の切れ込みが深く、枝分かれした茎と葉を摘み取り収穫する棒立ち種が好まれます。栄養豊富な緑黄色野菜で、おひたしや鍋には欠かせない野菜です。
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鍋に欠かせない冬の葉物野菜!
冬の葉物野菜としてすき焼きやふぐ鍋などの鍋料理には欠かせない野菜ですが、柔らかい葉先はサラダなどの生食もできます。さっと茹でておひたしやあえ物、てんぷらや汁の実にも使われ、中国では油炒め、韓国ではナムル、ベトナムではスープにと、アジア各国でさまざまな調理法により食べられています。
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独特な香りは胃腸の働きを促進!
栄養価の高い緑黄色野菜で、風邪予防や疲労回復に役立つβ-カロテンやビタミンCを多く含み、ビタミンB2、Eなどのビタミン類、貧血、骨粗しょう症の予防に効果がある鉄、カルシウムなどのミネラル類も豊富です。独特な香り成分は食欲増進、胃もたれ解消、消化促進などの働きがあります。
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