シロナ
堺のめぐみ

アクやクセが少ないあっさり食味!
季節を問わない万能野菜!
旬の時期:11月から2月(通年栽培)
シロナ

基本情報

大阪府の「なにわの伝統野菜」と大阪市の「大阪市なにわの伝統野菜」の一つに「大阪しろな」があり、古くから大阪に根ざした野菜です。明治初年頃より大阪市の天満橋付近で盛んに栽培されていたことから別名「天満菜」と呼ばれています。

特徴
冬場・夏場に大活躍!

アクやクセが少なく、あっさりとした食味が特徴で、サクサクと歯ざわりも良いです。関東ではあまり馴染みがありませんが、大阪では、葉物野菜が少なくなる夏場の葉物野菜として重要性が高まり、その後、晩秋から冬にかけては葉柄に厚みが出て柔らかく甘味も増すことから、鍋料理など冬場に重宝されるようになりました。鍋料理以外では、おひたしや漬物、炒め物などに使われています。

シロナ
栄養
あっさり味でも栄養満点!

緑黄色野菜の一つで、強力な抗酸化作用を持ち体内でビタミンAに変換し、髪や視力、皮膚の健康維持に効果が期待できるβカロテンが豊富です。また、血液凝固作用や丈夫な骨作りに効果が期待できるビタミンKや、胎児の神経障害リスクを低減する効果が期待できる葉酸なども豊富に含まれています。

シロナ

おいしい食べ方

選び方

軸の色が白くハリとツヤがある物を選びましょう。葉色もみずみずしい薄い緑色の物で、根元を持って立てても葉先までシャキッとしている物が新鮮です。また、根元の切り口が茶色っぽくなっている物や、葉色が周りから黄色くなっている物は鮮度が落ちているので避けましょう。

大阪シロナ_選び方
保存方法

乾燥しないようにビニール袋に入れ立てた状態で冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。アクが少ない野菜なので、生のままでも水洗いし水気をよく切れば冷凍保存できますが、固めに茹でて冷水で冷やし水気を切ってから冷凍保存するのがおすすめです。

生産者のご紹介
藤井 健太さん

地域の方の健康のために

藤井 健太さん

大阪シロナ・ミズナ・サニーレタス・ネギなどを栽培し、ハーベストの丘農産物直売所「またきて菜」等に出荷しています。

レシピ

作ってみよう

シロナとお餅の薄揚げ巻き

材料(2人分)
シロナ
2束
薄揚げ
2枚
2個
★白だし
大さじ3と1/2
★みりん
大さじ1
★水
400ml
シロナとお餅の薄揚げ巻き
作り方
  1. シロナを洗って葉と茎を交互にしてラップにつつみ、電子レンジ600Wで1分加熱する。
    水にさっとさらしてよくしぼったら半分の長さに切る。
  2. 菜箸を薄揚げの上で強く押しながら転がし、1辺を残して切り目を入れてゆっくりと開く。
  3. 開いた薄揚げの手前にシロナを敷き、細長く切った餅をのせて、手前からきつめに巻いて、つまようじ2本で波ぬいのようにしてとめる。
  4. 小鍋に★を入れて煮立たせたら、③のとじ目を下にして置き、落し蓋をして中火で10分煮る。時折煮汁をかける。
  5. 粗熱がとれたら、つまようじを外し、食べやすい大きさに切って盛り付ける。