サツマイモ
堺のめぐみ

便秘の解消に効果的!
じっくり加熱して甘~い焼き芋に!
旬の時期:9~11月
サツマイモ

基本情報

サツマイモは、中央アメリカ原産で、日本では江戸時代に薩摩地方(鹿児島県)から全国に伝わったため、「さつまいも」と呼ばれるようになりました。また、「甘藷(かんしょ)」や、英語では「スイートポテト(甘いイモ)」とも呼ばれる甘味が特徴のイモです。ヒルガオ科の根菜類で、やせた土地でもよく育つので、飢饉の際に多くの人々を救いました。また、食用だけでなく、デンプンや焼酎の原料としても栽培されています。

特徴
じっくり加熱して甘~い焼き芋に!

“紅あずま”や“なると金時”などのホクホクした食感の品種や、“安納芋”のようなねっとりした食感の品種があり、焼き芋や天ぷら、お菓子作りなど料理によって適した品種を選べます。また、アントシアニンを含む紫色の品種や、カロテンを含むオレンジ色の品種などカラフルな品種も栽培されています。ゆっくり加熱することで、アミラーゼという酵素が働き、甘くなるので、じっくり蒸すか、オーブンで焼くとよいでしょう。

サツマイモ
栄養
便秘の解消に効果的!

主成分はデンプンで、加熱すると一部が糖質になり甘みが増します。ビタミンCは加熱しても失われにくく、食物繊維が豊富に含まれているので、美容にも良い野菜です。切り口からにじみ出る白い液体はヤラピンという物質で、腸の働きを活性化し、食物繊維と合わせて便秘の解消に効果的といわれています。

サツマイモ

おいしい食べ方

選び方

掘りたてよりも収穫してから1ヵ月ほど熟成させた方が甘くなります。皮の色が均一でハリとツヤがあり、中央部がずんぐりと膨らんでいて、凸凹やひげ根が少ないものを選びましょう。表皮に傷や黒い斑点があるものは、苦い場合があるので避けましょう。糖度が高いものは切り口にみつが染み出てくるので、黒いみつの跡があるものがよいでしょう。

保存方法

畑で収穫したものを水で洗うと傷むので、土は払う程度にして乾かしてから保存します。寒さに弱いので冷蔵庫には入れずに風通しの良い冷暗所でダンボール箱や麻袋、紙袋などに入れて立てて保存しましょう。

生産者のご紹介
藤田 昇さん

子どもたちの楽しい思い出になるように

藤田 昇さん

サツマイモ掘りとミカンのオーナー農園という観光農業を中心に、水稲やクリなどの栽培もしています。サツマイモ掘りは堺市内や南大阪の幼稚園や保育園の園児などに人気があり、農園では子どもたちの楽しんでいるにぎやかな声が聞こえます。

レシピ

作ってみよう

サツマイモのチーズ田楽

材料(サツマイモ1本分)
サツマイモ
小1本(150g)
溶けるチーズ
お好みで
みそだれ
★みそ
大さじ1
★砂糖
小さじ2
★みりん
大さじ1
★料理酒
小さじ1

※みそだれはサツマイモの大きさに合わせて調整してください

サツマイモのチーズ田楽
作り方
  1. 洗ったサツマイモは水分をつけたまま丸ごとラップをして、電子レンジ500Wで約10分加熱する。
    ※サツマイモの太い部分に竹串を刺してスッと通ればOK。固ければ追加で加熱する。
  2. 1をたて半分に切って、★を混ぜたみそだれを断面にたっぷり塗り、チーズをのせる。
  3. チーズが溶けるまで電子レンジで加熱したら完成!
調理のポイント

トースターやバーナーでチーズに焦げめをつけてもGOOD!