ネギ
白い部分と緑の部分で異なる栄養!
ネギは中国西部・中央アジアを原産とし、日本へは奈良時代に渡来してきたといわれています。古くから薬用野菜として利用されており、血行促進、疲労回復、殺菌作用などさまざまな効果があるといわれています。関東では白ネギ(長ネギ、根深ネギ)が、関西では青ネギ(葉ネギ)が主流ですが、現在ではどちらのネギも地域を超えて流通しています。
いろんな料理に欠かせない名わき役!
日本では古くから冷奴、そば、うどんなどの薬味として用いられるほか、炒めもの、ぬた、汁の実、鍋料理などにわき役として扱われることが多いですが食卓に欠かせない食材の一つです。千住ねぎや下仁田ねぎなどの白ネギ、九条ねぎなどの青ネギの他に、西洋種のリーキや、あさつき、わけぎなどもネギの仲間としていろいろな用途で使われています。
白い部分と緑の部分で異なる栄養!
ネギの白い部分と緑の部分で含まれる栄養素が異なり、白い葉鞘部にはビタミンCが多く、緑の葉身部分にはβ-カロテンやカルシウム、ビタミンKなどの栄養が豊富に含まれています。辛味と香り成分である硫化アリルは、食欲増進や消化促進効果があり、体内で分解されアリシンに変化すると、ビタミンB1の吸収を高め、疲労回復や睡眠改善効果があると言われています。