ミカン(温州ミカン)
日本を代表するかんきつ類!
江戸時代後半にミカン産地として有名だった中国の温州市から名付けられ、温州市の種子を日本でまき、偶然生まれた独自品種といわれていましたが、最近では、鹿児島県の長島町が本種の原産地という説が有力となっています。日本を代表するかんきつ類で、和歌山県や愛媛県が有名ですが、堺市南部でも盛んに栽培されています。
冬を代表する果物!
「温州ミカン」は、皮がやわらかくてむきやすく食べやすいのが特徴。ハウス栽培が盛んになり夏~翌春まで出回るようになりましたが、大きく分けて9~10月に収穫される極早生品種、10~12月に収穫される早生品種、11~12月に収穫される中生品種、11月下旬~12月に収穫される晩生品種があります。「冬はこたつでミカン」と風物詩にもなっている冬を代表する果物で、調理せずそのまま食べられることが多いですが、最近では、生食以外でもフルーツサンドやスムージーなど加工用としても人気です。
まさにビタミンの宝庫!
毛細血管や歯、軟骨などを正常に保つ効果が期待できるビタミンCや、捨ててしまいがちな袋や筋には毛細血管を丈夫にする効果が期待できるヘスペリジン(ビタミンP)などが豊富に含まれています。また、オレンジ色の成分であるβ-クリプトキサンチンにはがん抑制効果が期待できます。