ビワ
堺のめぐみ

カロテン豊富な初夏の果実!
旬の時期:5月~6月
ビワ

基本情報

原産地は中国。江戸時代から栽培が本格化したと言われています。当時は、食中毒の予防にと、ビワの葉を煎じたものを売る「枇杷葉湯(びわようとう)売り」が夏の風物詩だったほど、広く漢方薬や民間療法として役立てられてきました。近年では多くの品種が開発されていますが、代表的な品種に「茂木」「田中」などがあります。主な産地は長崎県や千葉県、香川県などです。

特徴
種無し品種も登場!

名前の由来はビワの実の形が楽器の琵琶に似ていることからきていると言われています。
種が大きく食べる部分が少ないと思われがちですが、可食部は約70%近くあり、果肉が柔らかく優しい甘みが特徴です。近年では大玉で甘みの強い品種や、種無しの品種も開発されています。

栄養
β-カロテンが豊富!

豊富に含まれているβ-カロテンは体内でビタミンAに変わり、高血圧や脳梗塞、心筋梗塞などの生活習慣病に効果があるとされています。また、ポリフェノールの一種クロロゲン酸も含まれておりガン予防にも効果があるとされています。ビワの葉には、タンニンやビタミン様物質が含まれており、昔から薬として利用されています。

おいしい食べ方

選び方

果実にうぶ毛があり、軸がしっかりしているものが新鮮です。果皮に傷がなく、実がふっくらとしており、透き通ったような鮮やかなオレンジ色のものを選びましょう。

保存方法

常温で保存して、早めに食べ切りましょう。冷やす場合は、食べる2~3時間前がおすすめです。皮をむくときは、軸の方をもち、おしりからむくと、キレイにむけます。

生産者のご紹介
小林 正宏さん

新しい品種にどんどん挑戦していきたい

小林 正宏さん

150aの山の傾斜を利用してビワやミカン、ブラッドオレンジ等を栽培しています。そのうち20a程の広さでビワを栽培し、ハーベストの丘農産物直売所「またきて菜」へ出荷しています。