レタス
イライラを鎮めるリラックス効果あり!
地中海沿岸から西アジアが原産のレタスは、キク科の葉菜類です。野生種を改良し様々な品種が生まれました。日本ではチシャと呼ばれ、10世紀ごろから栽培していたようですが、現在のようなレタスが入ってきたのは明治時代です。サラダの主役として広く栽培されるようになったのは1960年代以降です。サラダのイメージが強い野菜ですが、炒め物、鍋、スープなど加熱調理もおすすめです。
生食でも加熱調理をしてもおいしい!
日本で栽培されているのは、葉が結球している玉レタス、結球しないタイプのサラダ菜やフリルレタスや葉先が紅色のサニーレタスの他、茎を食べる茎レタスなど品種のバリエーションが豊富です。また、シーザーサラダによく使われるロメインレタスも加熱調理に向いています。露地ものは、4月から5月に出荷される「春レタス」と6月から9月に出荷される「夏秋レタス」があり、ハウス栽培されている「冬レタス」など季節ごとに産地が変わります。夏は高冷地の長野県、春や秋冬は茨城県が主な産地ですが、堺市でも栽培されており、鮮度の良いレタスが直売所で販売されています。
イライラを鎮めるリラックス効果あり!
全体の95%が水分で、ビタミンC、ビタミンE、β-カロテン、カルシウム、カリウム、鉄、亜鉛などを含んでいます。「レタスを食べると眠くなる」といわれていますが、これはレタスに含まれるサポニン様物質のラクツカリウムに、鎮静、催眠の効果があるといわれているためです。また、カルシウムはイライラを鎮めるので、レタスを油で炒めてカルシウムの吸収率を高めて摂取すると効果的です。