堺のめぐみ

言わずと知れた日本の主食!
毎日食べても飽きがこない!
旬の時期:10~11月
(堺市産ヒノヒカリ)
米

基本情報

中国南部原産で、そこから北方に広まり日本に伝わったのがジャポニカ種といわれる米です。言わずと知れた日本の主食である米は世界各地で栽培され、小麦、トウモロコシと並ぶ世界三大穀物のひとつ。日本で品種登録されている数は900品種、主食として食べる米(うるち米)は約400品種あり、各地で気候風土に合った品種が栽培されています。他にもち米や日本酒用の醸造用米、最近では米粉用や飼料用の品種も開発されています。

特徴
毎日食べても飽きがこない!

主食となる米は、あっさりとして味を主張し過ぎず、いろいろな料理に合うので、主菜や副菜を揃えやすく、バランスのよい食事になり、毎日食べても飽きません。小麦粉から作るパンや麺類と違い、粒のまま加工せずに食べるため、脂質や塩分も少なく、ゆっくりと消化・吸収されるため腹もちがよく、体脂肪の蓄積も抑えられます。さらにアレルギーの原因になることがほとんどないので、安心して食べることのできる食材です。

米
栄養
炭水化物は体を動かすエネルギー源!

主成分の炭水化物は三大栄養素のひとつで、体の中でブドウ糖に分解されエネルギー源として利用されます。さらに血糖値を急激に上げないので、同じ炭水化物でもパンより太りにくいといえます。身体形成に必要なたんぱく質や、亜鉛、鉄分、カルシウムなどのミネラル、食物繊維も豊富に含まれており、とても栄養バランスのよい食べ物です。

米

おいしい食べ方

選び方

精米された白米は空気に触れると酸化が進み、味が落ちるので、精米日が新しいものを選び、夏場は2週間、冬場でも1ヵ月程度で食べきれる量にしましょう。米の粒にツヤがあり大きさがそろって、欠けやひび割れがなく、透き通っているものがよいです。収穫したての新米はツヤがあり、みずみずしくおいしいです。

保存方法

基本的に長期間保存可能な食材ですが、直射日光、高温多湿を避け冷暗所で保存します。匂いが移りやすいので、密閉容器に入れ、冷蔵庫の野菜室などで保管すれば劣化が抑えられます。炊いたご飯は、炊飯器で置いておくよりも冷凍保存した方が、味が落ちません。1食分ずつラップで包んだり、タッパーに入れて空気に触れないようにして冷凍しましょう。

生産者のご紹介
寺山 久さん

少人数でも効率の良い作業で農地を守っていきたい

寺山 久さん

幼少期から両親の手伝いをしており、会社員を経て28歳の時に就農しました。現在は兄弟で2町半程を管理するとともに、JA堺市農作業受託協議会に属し、籾摺り・乾燥を請け負っています。収穫した米は、JA堺市を通じて堺市学校給食に出荷したり、親戚、近隣の方たちに直売しています。

芝尾 恭典さん

地域の農地を守っていきたい

芝尾 恭典さん

地元の堺市北区金岡町と近隣にある石原町の水田を中心に6haで水稲農家を営んでいます。また、請負事業で堺市内15~20ha分の作業を受託しており、農地の維持管理に貢献しています。米はJAを通じて学校給食や農産物直売所「またきて菜」へ出荷したり、親せきや近隣の方たちに直売をしています。