エンドウ
堺のめぐみ

春の風物詩のマメ科野菜!
でんぷんやたんぱく質など栄養豊富!
旬の時期:4~5月
エンドウ

基本情報

エンドウはマメ科の野菜で、中央アジアや中近東地域が原産といわれ、古代エジプトや古代ギリシャでも栽培されていた歴史のある野菜です。また、メンデルが遺伝の法則を研究する材料として使ったことでも有名です。日本では和歌山県が産地として有名ですが、主な品種であるウスイエンドウは大阪府羽曳野市の碓井うすい地区で栽培されていたことから名付けられました。固いさやから実を取り出して食べる硬莢種こうきょうしゅと柔らかいさやを食べる軟莢種なんきょうしゅがあり、硬莢種は実エンドウ、軟莢種は絹さやと呼ばれるサヤエンドウやスナップエンドウなどがあります。

特徴
春の風物詩!

実エンドウはグリーンピースとも呼ばれ、春の風物詩として豆ごはんにしたり、同じく春が旬のタケノコや高野豆腐と一緒に煮物にしたり、卵でとじたりして食べられます。サヤエンドウやスナップエンドウは茹でたものをサラダとして食べたり、煮物の彩りとして添えられたりします。

エンドウ
栄養
でんぷんやたんぱく質が豊富!

実エンドウはほかの豆類と同様でんぷんやたんぱく質が豊富で、カリウム、亜鉛、ビタミンB群やナイアシンなども含まれています。さやも食べるサヤエンドウは緑黄色野菜で、β-カロテンやビタミンC、食物繊維が豊富で、豆の部分には実エンドウと同様でんぷんやたんぱく質が含まれています。必須アミノ酸のリジンは体の成長を促進し、集中力を高める効果があります。

エンドウ

おいしい食べ方

選び方

実エンドウはさや全体が鮮やかな緑色でふっくらとした丸みと張りがあるものがおすすめです。サヤエンドウも鮮やかな緑色で張りがあるものでひげが白っぽくピンとしているものがよい。サヤエンドウはマメがあまり生育していないものが良いが、スナップエンドウはマメが生育していても柔らかく、甘くておいしい。

保存方法

むいた実エンドウは乾燥して食味が落ちるので、すぐに調理しない場合はさや付きでポリ袋に入れ冷蔵庫に保管します。冷凍保存する場合はさやから取り出し、そのまま冷凍します。サヤエンドウやスナップエンドウも乾燥しないようにポリ袋に入れ冷蔵庫で保管します。冷凍する場合は筋とヘタを取りさっと下茹でしてから、水気をよく切って冷凍します。

生産者のご紹介
藤井 政則さん

一緒に朝市をするメンバーに感謝

藤井 政則さん

朝市では自分が出荷する野菜が少ない時期でも、仲間がいろいろな野菜を切らさず出荷してくれるのでありがたいです。これからも朝市の仲間たちと協力をして地元の人たちに新鮮で安全・安心な農産物を届けたいです。

レシピ

作ってみよう

エンドウ豆のポタージュ

材料(4人分)
エンドウ豆(ウスイエンドウ)
正味100~200g
バター
20g
料理酒
大さじ2
顆粒コンソメ
小さじ2
200ml
豆乳
400ml
塩・こしょう
適量
エンドウ豆のポタージュ
作り方
  1. 熱したフライパンでバターを溶かし、エンドウ豆を炒める。
  2. 色が鮮やかになってきたら料理酒を入れ、豆が柔らかくなるまでじっくり炒める。
  3. ミキサーに2と水を入れ、しっかり撹拌する。
  4. 3を鍋にうつし、豆乳とコンソメを加えて沸騰させ、塩こしょうで味を調えたら完成!
    ※エンドウ豆の量は、お好みで調整して下さい。