パプリカ
料理や食卓の彩りに大活躍!
パプリカは、ナス科の果菜類で植物学的にはトウガラシ属トウガラシの栽培品種の一つです。果実の色は、未熟果では緑色をしていますが、完熟すると品種によって赤やオレンジ、黄、紫、白、茶、黒などカラフルな色になり、ニュージーランドや韓国からの輸入だけでなく、国内でも栽培が行われています。
生食でも加熱調理をしてもおいしい!
パプリカはピーマンに比べてサイズが大きく肉厚で甘味がある大型種です。苦味や青臭さが無く、果物のような甘味があるため、サラダなどの生食はもちろん、煮込み料理や焼いて皮をむきマリネにするなど、特に南欧料理に欠かせない野菜です。日本国内でも、熊本県、茨城県、広島県、宮城県、山形県、山梨県、北海道などで生産されており、堺市でも栽培されています。
ビタミンCに加えβ-カロテンも豊富!
ビタミンC、ビタミンE、食物繊維が多く含まれており、加熱調理によるビタミンCの損失はほとんどありません。ピーマンに比べてビタミンCの量は約2倍、β-カロテンは約7倍もあり、赤色パプリカの色素成分カプサンチンは強い抗酸化作用があり、活性酸素の害から身体を守るといわれています。油で炒めることで彩りも鮮やかになり甘味もアップし、β-カロテン吸収率が高まります。1年中いつでも出回っていますので、上手に料理に採り入れましょう。