ダイコン
消化酵素たっぷり野菜!
弥生時代に中国から日本に伝わり、一般に食べられるようになったのは江戸時代からです。多くの品種があり、日本においても品種は豊富で、世界一大きく重い「桜島ダイコン」や、世界一長い「守口ダイコン」などがあります。日本で最も生産されている野菜のひとつで、主に流通している品種は、甘味がありみずみずしい青首ダイコンです。
薬味や煮込み料理などに使える万能野菜!
春の七草のひとつ「スズシロ」として知られ、古くから親しまれている野菜です。「大きな根」から名付けられ、茎・根部分が白いことが「スズシロ」に由来しています。葉に近い部分ほど甘味が増し、先端に近い部分ほど辛味が強くなります。先端部分は薬味や漬物に向き、葉に近い部分は辛味が少ないのでサラダなど生食に向き、中央部分は、おでんやふろふきダイコンなど煮込み料理に向いています。また、葉もふりかけや漬物などに使え、捨てる所がない万能野菜です。
葉にも栄養がたっぷり!
茎・根部分は、胃腸の働きを活発にし、胸やけや胃もたれ、二日酔いを防ぐ効果が期待できるジアスターゼ(消化酵素のひとつ)や、抗菌作用やがん抑制効果が期待できるイソチオシアネート(辛味成分)などが豊富に含まれています。また、葉部分はβ-カロテンやカルシウム、カリウムを豊富に含む緑黄色野菜です。