報告(ほうこく)します。ミズナはアブラナ科(か)アブラナ属(ぞく)に属(ぞく)します。植物学(しょくぶつがく)的(てき)にはカブやハクサイなどと同(おな)じ種(しゅ)になるので、原産地(げんさんち)を特定(とくてい)することは難(むずか)しいです。日本(にほん)では江戸時代(えどじだい)には栽培(さいばい)されていました。現在(げんざい)でも都市(とし)近郊(きんこう)農業(のうぎょう)の主力(しゅりょく)として栽培(さいばい)されています。

はりはり鍋(なべ)は明治時代(めいじじだい)になってから食(た)べられるようになりました。特(とく)に大阪(おおさか)で盛(さか)んに食(た)べられていたのですが、最近(さいきん)ではクジラ肉(にく)が出回(でまわ)らなくなったので、ブタ肉(にく)やカモ()肉(にく)を使(つか)うことが多(おお)くなりました。しかし、ミズナの魅力(みりょく)は変(か)わりません。ほのかな辛味(からみ)成分(せいぶん)で肉(にく)や魚(さかな)のくさみを消(け)してくれることも支持(しじ)されている理由(りゆう)です。

栽培(さいばい)するときに畝(うね)の間(あいだ)に水(みず)を引(ひ)き入(い)れていたので「水菜(みずな)」の名(な)が付(つ)きました。「水菜(みずな)」以外(いがい)にも、京都(きょうと)を代表(だいひょう)する青菜(あおな)だったことから「京菜(きょうな)」、葉(は)がギザギザなので「柊(ひいらぎ)菜(な)」、茎(くき)が細長(ほそなが)いので「糸(いと)菜(な)」、多(おお)くの茎(くき)が出(で)るために「千本菜せんぼんな」「千筋(せんすじ)菜(な)」とも呼(よ)ばれます。以上(いじょう)です。