サツマイモ
じっくり加熱して甘~い焼き芋に!
サツマイモは、中央アメリカ原産で、日本では江戸時代に薩摩地方(鹿児島県)から全国に伝わったため、「さつまいも」と呼ばれるようになりました。また、「甘藷(かんしょ)」や、英語では「スイートポテト(甘いイモ)」とも呼ばれる甘味が特徴のイモです。ヒルガオ科の根菜類で、やせた土地でもよく育つので、飢饉の際に多くの人々を救いました。また、食用だけでなく、デンプンや焼酎の原料としても栽培されています。
じっくり加熱して甘~い焼き芋に!
“紅あずま”や“なると金時”などのホクホクした食感の品種や、“安納芋”のようなねっとりした食感の品種があり、焼き芋や天ぷら、お菓子作りなど料理によって適した品種を選べます。また、アントシアニンを含む紫色の品種や、カロテンを含むオレンジ色の品種などカラフルな品種も栽培されています。ゆっくり加熱することで、アミラーゼという酵素が働き、甘くなるので、じっくり蒸すか、オーブンで焼くとよいでしょう。
便秘の解消に効果的!
主成分はデンプンで、加熱すると一部が糖質になり甘みが増します。ビタミンCは加熱しても失われにくく、食物繊維が豊富に含まれているので、美容にも良い野菜です。切り口からにじみ出る白い液体はヤラピンという物質で、腸の働きを活性化し、食物繊維と合わせて便秘の解消に効果的といわれています。