ニンジン
βカロテン豊富な彩り野菜!
江戸時代に中国から日本に伝わり、短い期間で全国に広まりました。大きく分けて細長い東洋種と太くて短い西洋種があります。江戸時代は東洋種が主流でしたが、江戸時代後半に西洋種が伝わり、東洋種は栽培の難しさから生産が減少し、現在栽培されている品種のほとんどが西洋種となっています。
古くから親しまれている常用野菜
根菜類唯一の緑黄色野菜で、人の形に似ていることから名付けられたとされています。古くから薬や食用として親しまれている野菜で、クセのある香りと加熱すると甘味が増すのが特徴。一般的に薬草として用いられているのは「朝鮮人参」や「高麗人参」などのオタネニンジンです。現在流通しているほとんどがオレンジ色の西洋種ですが、お正月料理に欠かせない「金時ニンジン」は数少ない東洋種です。
βカロテンの含有量は野菜の中でトップクラス!
強力な抗酸化作用を持ち体内でビタミンAに変換し、髪や視力、皮膚の健康維持に効果が期待できるβカロテンや、塩分の排出を促す作用があり高血圧予防に期待ができるカリウムなどが豊富に含まれています。特にβカロテンの多さは緑黄色野菜の中でもトップクラスで、カロテンの名前は英語の「キャロット」に由来されています。