北田 拓司さん

北田 拓司さん

生産品目:
トマト・ナス・トウモロコシ・コマツナ・ホウレンソウ・ブロッコリー

中南米のアンデス高地が原産といわれるトマトはナス科の果菜類です。日本で食用にされたのは明治時代で、本格的な栽培が始まったのは昭和になってからです。世界中で親しまれている野菜ですが、主に生で食べるのは日本くらいで、世界的には加熱調理して食べることが多いです。日本では熊本県や北海道、茨城県が産地ですが、堺市でも栽培農家は多く、直売所ではスーパーでは手に入りにくい完熟トマトを買うことができます。

いつかは人を雇える経営者を目指して

父、母、弟と4人の家族経営で農業を営んでおり、ハウス28a、露地90aで野菜を栽培しています。春から夏にかけてはトマトが中心で主に生協や産直センター、市場や農産物直売所「またきて菜」に出荷しており、自宅前で直売もしています。就農前に食品の配送の仕事をしていましたが、野菜の配送を担当したときに栽培への興味が大きくなり就農しました。父に教えてもらいながら勉強し、10年経った今では、主力商品であるトマトの管理を任されるようになりました。大阪エコ農産物の認証を受けており、大阪エコ農産物出荷部会のメンバーとして、生協との間でトマトの出荷量を調整するトマト班の班長を任されています。出荷量を安定させるために試行錯誤しており、ゆくゆくは規模拡大をして、パートや従業員の雇用もしていきたいと思っています。また、4Hクラブのメンバーと協力して、今年から学校給食にブロッコリーの出荷を計画しています。学校給食の出荷を通じて、地域の子どもたちに堺の農業をもっと知ってもらえるよう取り組んでいきたいです。

【消費者の皆さんへメッセージ】
農作業中に、のどが渇くとトマトを丸かじりしますが、新鮮なトマトはみずみずしくてとてもおいしいです。皆さんも新鮮なトマトを買ったら一度丸かじりをしてみてください。また、トマトはサラダなど生で食べることが多いと思いますが、加熱調理すると、うまみが凝縮されて、とてもおいしいのでお薦めです。

【今後挑戦したいこと】
もっと規模を拡大して雇用をし、売り上げを伸ばしていきたいです。ゆくゆくは法人化も視野に入れ、経営者として営業をしたり、直売所の運営をしてみたいです。他の若手農家とグループを組むことで、安定した出荷量を確保し、大きな取引を行い、より多くの消費者に新鮮でおいしい野菜を提供できるようになりたいです。

「またきて菜」で
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農産物直売所「またきて菜」