報告(ほうこく)します。生産(せいさん)緑地(りょくち)とは生産(せいさん)緑地(りょくち)法(ほう)に基(もと)づいた制度(せいど)で、この法律(ほうりつ)では「生産(せいさん)緑地(りょくち)地区(ちく)に関(かん)する都市(とし)計画(けいかく)に関(かん)し必要(ひつよう)な事項(じこう)を定(さだ)めることにより、農林(のうりん)漁業(ぎょぎょう)との調整(ちょうせい)を図(はか)りつつ、良好(りょうこう)な都市(とし)環境(かんきょう)の形成(けいせい)に資(し)することを目的(もくてき)とする」と書(か)かれています。

市街(しがい)化(か)区域(くいき)内(ない)にある農地(のうち)で、耕作(こうさく)する農家(のうか)さんが生産(せいさん)緑地(りょくち)への指定(してい)を希望(きぼう)することが必要(ひつよう)です。その中(なか)で、生活(せいかつ)環境(かんきょう)を良(よ)くすることが期待(きたい)できる、原則的(げんそくてき)に500㎡以上(いじょう)の広(ひろ)さがあって公共(こうきょう)施設(しせつ)に使(つか)いやすい、場所(ばしょ)を市(し)が指定(してい)します。農地(のうち)として管理(かんり)することが義務(ぎむ)づけられ、建物(たてもの)も許可(きょか)が必要(ひつよう)になって宅地(たくち)などの農地(のうち)以外(いがい)に変更(へんこう)することができなくなります。

お金(かね)の話(はなし)になりますが、市街(しがい)化(か)区域(くいき)に指定(してい)されると農地(のうち)を農地(のうち)のままで維持(いじ)することが難(むずか)しくなります。なぜなら、かかる税金(ぜいきん)が農地(のうち)より価値(かち)の高(たか)い宅地並(たくちな)みにされてしまうからです。税金(ぜいきん)を少(すく)なくすることで意(い)欲(よく)がある農家(のうか)さんが農業(のうぎょう)を続(つづ)けていけるようにするものです。以上(いじょう)です。