ホウレンソウ
貧血予防や風邪予防に!
ホウレンソウはアカザ科の葉物野菜で、西アジア原産ですが、世界各地に広まり、日本へは中国から伝わった、栄養豊富な緑黄色野菜の代表です。葉先がとがっており、根の部分が赤い東洋種と、葉が丸みを帯びている西洋種があり、その交雑種も含め多くの品種が出回っています。
和食に洋食に大活躍!
緑黄色野菜の代表的な存在として知られるホウレンソウは、アクの少ないサラダ用品種以外は火を通して食べるのが一般的。素材としての味が濃く、和食ではおひたしやあえもの、汁の実や炒めものに、洋食ではソテーやオムレツの具、グラタンやシチューなどに使われます。旬は冬で、特に寒さにあった露地ものは栄養価が高く、甘みも増しておいしいです。
貧血予防に効果的!
ビタミンやミネラル豊富な緑黄色野菜で、特に鉄の吸収を助けるビタミンC、造血を促す葉酸とビタミンB群や鉄、マグネシウム、マンガン、亜鉛などのミネラル類が豊富で、貧血の予防に効果があります。また、風邪予防や疲労回復に役立つβ-カロテンを多く含みます。アクの原因になるシュウ酸は過剰に摂取し続けると鉄やカルシウムの吸収を阻害したり、結石を引き起こす原因となりますが、多量の水で茹でこぼすことで減らすことができるので、調理法を工夫すると良いです。