家庭菜園
タマネギ
葉菜類・ユリ科 タマネギ
品種
タマネギは、早生から晩生まで多くの品種があります。
近年では一代雑種に取って代わり、早生では早どり黄、ハイゴールド、ひかり錦毯、中~晩生種ではもみじ、パワーなどがあります。
ほかに、生食用の辛みの少ない湘南レッドも人気があります。
また、一大産地の北海道では、ひぐま、北もみじ、ふらぬいなどがあります。
特性
原産地は中央アジア、中近東、北西インドです。生育適温は10~15℃で、25℃以上になると順調に育たなくなります。
タマネギが肥大するには、15~20℃の温度と日長条件が必要。日長は、早生種で11~12.5時間、晩生種では13~14時間。
球が完成すると、2~3ヵ月休眠し、休眠から覚めると芽が出ます。
苗は、10℃以下の低温にあうと花芽ができ、春にとう立ちします。とう立ちすると、球は太りません。
土質はあまり選びませんが、砂地では早生種の早採り栽培、粘土質では中~晩生種を使って貯蔵用のタマネギにします。
作型
春まき
ペコロス
秋まき
苗作り
種まき
苗床予定地は半月ほど前に準備しておく。畑の表面の土は細かく砕いておき、種はばらまきをするか、5~6cm間隔にまき溝をつけて条まきする。切りわらをかけて、十分に水をやる。寒冷紗をかけたときは、発芽したら取り除く。
間引き
子葉が伸びきったころ、込みすきたところを間引いて株間をそろえる。
苗床追肥
本葉2枚のころ、株間を2㎝にしておく。発芽後20日して500倍液肥を施すか、化成肥料を30g/㎡施してから、ふるいで間土を入れる。
畑の準備
植え付け
追肥・土寄せ
植え付け半月後に1回め、1月中下旬に2回め、2月中下旬に3回めの追肥をする。1回めのときは条間に敷きわらをし、3回めのときに土寄せする。
収穫
栽培ミニ知識
ペコロス作り
直径3cmくらいの小型のタマネギを「ペコロス」といい 、シチューなどに丸ごと煮込むのに、よく利用されています。
品種 | 形の良いものを作るには、早生種が適しています。 |
種まき | 通常の種まきの時期よりも1カ月くらい遅れてまくか、通常の種まきで残った苗を利用する2通りの育て方があります。種は苗床にばらまきにするか、5cm間隔に条を作り、条まきします。 |
間引き | 本葉2枚ころに株間を2~3cmにそろえるように間引きします。そのときに、化成肥料を1㎡当たり50g程度施して間土を入れておくか、500倍液肥を半月おきに水やり代わりに施します。 |
収穫 | 4月中旬以降になって、地上部が倒れはじめたら、抜き取って日陰で乾燥しておきます。 |