• 〜「初心者のための市民農園」大阪府泉州農と緑の総合事務所刊から〜
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    作物別栽培方法

2.管理のコツ

肥料

トマト、キュウリなどの春野菜の生育適期は5月から6月ごろですが、4月の遅霜のおそれがなくなると苗を植え付け、根を張らせて、生育適期には十分に生育させます。そのため、畑の準備は寒いうちに行います。また、ダイコンやハクサイなどの秋野菜は、 9月上旬に種をまくため、8月の暑い時期に畑の準備をしておく必要があります。

肥料の三要素

石灰(消石灰・苦土石灰・セルカ)

石灰は作物の栄養成分として吸収されるとともに、土壌の酸度矯正をすることによって作物の根の発育を助けます。石灰質肥料は全量元肥に施します。 エンドウ、ホウレンソウなどの酸性土壌に弱い作物には多めに施し、中和させるには土とよく混ぜておきます。 消石灰は植え付けの14日前には施しておくことで、土壌消毒も期待できます。 苦土石灰、セルカは施用後、よく土に混ぜ込めば、すぐに植え付けができます。

化成肥料

化成肥料は化学的に調合されているので作物に合わせて簡単に施すことができます。速効性はありますが、肥効期間は短いものが多いのが特徴です。そのため、多く与え過ぎると枯れてしまうこともあるので注意しましょう。化成肥料は窒素、リン酸、カリの成分量がそれぞれ8%の神徳化成(8-8-8)が多く出回っていますが、その他いろいろな成分量の化成肥料があります。 有機化成は原材料に20%以上の有機物を含む化成肥料で、肥効は比較的遅効的に効きます。最近、化成肥料に化学的処理をし、遅効性にしたIB化成や、CDU化学などの緩効性化学肥料や、表面を樹脂でコーティングしたロング肥料などのコーティング肥料も利用されるようになってきました。 化成肥料は有機質肥料に比べ成分量が多く、施用しやすいよう3要素の配合割合を調節してあります。また、施用後も悪臭や虫の発生もないなど便利に使えます。 化成肥料を使うのが効率的ですが、有機質肥料は分解する過程が必要なためゆっくり効果が現れるとともに、土づくりの効果も多少期待できます。また、有機質肥料で育てた野菜は、かっちりと育ち病気の発生も少ないといわれています。

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